瓦自体の断熱性＋瓦葺き工法の通気性
夏、直射日光にさらされる屋根はとても高温になります。外気温が35℃のとき、屋根材の表面は60～70℃になり、その熱が小屋裏に伝わります。
断熱材が不十分だと２階の部屋がエアコンが効かないほどの暑さになってしまいます。
瓦は７～８℃も温度を下げる
金属や化粧スレートなどほかの屋根材と比べ、粘土瓦は素材自体、工法自体の断熱性が高いのが特徴です。小屋裏（天井から上）の温度上昇を抑え、それだけでも７～８℃も小屋裏の温度が低くなります。
夏場２階が暑くてたまらない場合、金属や化粧スレートの屋根を粘土瓦に葺き替えるだけで、
「涼しくなった」と実感できます。
冬は暖かい粘土瓦
逆に冬場、瓦は暖房の代わりにもなります。日中に瓦に蓄えられた熱が日没後の温度定価を緩やかにしてくれます。
瓦屋根は「夏涼しくて、冬暖かい」屋根材といわれます。
瓦屋根は冷暖房の負荷軽減にもつながるエコな屋根材です。
空気層は結露の防止に
瓦裏面の空間は、断熱効果の他にも大きな役割を果たします。そこから水分を放出し、建物を傷める大きな原因「結露」を防止しています。
